相談相手は選ぶべし

　こんにちは、サラ・ラピスです。

夏の訪れを告げる ほおずき市の季節となりましたがお元気でお過ごしでしょうか。

元々は愛宕神社の千日詣りの縁日で薬草として ほおずきを売っていたのが始まりだそうです。当時は ほおずきを煎じて飲むと、子どものかんの虫や、大人の癪(しゃく)によく効くと言われていたそう。

浅草寺の ほおずき市は毎年7月10日頃ですが、今年は昨年に引き続きコロナ感染予防対策のため開催中止となっています。 

さて、今日は悩みや、仕事、恋愛、対人関係などを相談する相手についてです。

あなたは何か悩みを抱えたときや、判断に困ったとき、誰かに相談しますか？

それともいつも自分で考えて自己解決しますか？悩みがあるとき、解決しようがしまいが誰かに話してラクになりたい、という気持ちもあって、人は、まずは身近な人に話してしまう傾向があります。

例えば同じ職場の同僚や先輩、いつも慕ってくれる後輩や、よく食事に行く友人などです。わざわざ会う日程の約束を取り付けなくてもいつも側にいていつでも話せる相手ですからラクです。

 でも、それ、ちょっと待った！です。

相談相手から言われた言葉は、あなたの行動や気持ちに影響を与え、時には行動や結果を左右します。自分の中で、参考程度にしようと思って聞いたとしても、です。

あなたがいつもしている相談相手は、本当に相談相手にふさわしい人でしょうか？

自分の大切な行動の選択肢をただ近くに居て話しやすい人に影響されて良いのでしょうか。結局その反動は自分自身に返ってくるのです・・・。

相談相手こそ重要で、後悔したくないのなら”選んで”相談したいものです。

相談相手を選ぶ上で3つのポイントがあります。

1、人間的に成熟度が高い人、又はプロとして人の話を聞くスキルを勉強・習得している人

これは、言うまでも有りませんが、精神的に幼く、いつも自分と他人を比較して優越感に浸りたいような我がが我がが精神の人や、嫉妬深い人、自分と他人のことを切り離して考えられない人、感情の起伏が激しい人は良い相談相手とは言えません。あなたの相談内容に対して自分を投影してしまい、「私だったらこうするけど」等、単なる自分の価値観・意見を言ってしまう人です（その人とあなたは年齢も体質も立場もこれまでの環境も異なるのに）。相談内容によってはあなたを羨んだり、嫉妬したり、怒りを感じたり、又は”そんな事で悩んでいるの？”とその人の中の尺度で測ってしまいます。

結果として、あなたにとって本当に良いアドバイスは貰えないでしょう。

オススメは、人のことは人の事として、自分とは切り離して考えて、「あなたの立場に立って」アドバイスすることができる人を選ぶと良いでしょう。これは実は結構難しいことですが、年齢関係無くあなたの周りに人間的に成熟している人がいるか探してみてください。居なければ、カウンセラーや相談員、占い師のようにある一定の勉強やトレーニングを積んできている人、悩みを聞く事をプロとしておこなっている人を選ぶのも良いでしょう。

2、それを実際に成し得て継続している人、それに卓越している人

それを実際に成し得た人からのアドバイスは、あなたにとって悩み解決の近道になる可能性大です。例えば、数学の問題は数学の先生に聞くでしょう。国語の先生に聞いても確かな答えは得られるか分かりません。その道のプロに聞くのが1番です。ただ、勉強への姿勢という意味では”同じ教育者”という立場からヒントになるアドバイスが得られるかもしれません。起業するか否か、起業後のことでの悩みであれば、雇われの身の人より、実際に起業して成功している人へ相談したほうが良いですし、婚活の悩みであれば、婚活の末に結婚して結婚生活を現在も幸せに継続できている人に相談すると良いでしょう。恋愛相談も、ただモテる人、彼氏・彼女が途切れない人に相談するというよりは、自分が本当に望む恋愛の形をできている人にアドバイスを聞くことが大事です。

あなたがいつも相談している身近な人は、あなたが本当に望む幸せを手にしている人でしょうか？一度は手にしていても失敗していたり、長続きしていなかったり、以後も懲りずに「負(ふ)」の連鎖を繰り返している人だったとしたら、要注意です。その人にはそういった”傾向”があり、何気なくあなたにしてくれたアドバイスで、あなたまで気づかぬうちに引っ張られている可能性があります。

自分が行き詰った時こそ、一緒に居てラクな身近な人よりも、自分と違う生活をしている人＝既にそれを成し得て継続している人のところへ行きましょう。

カルチャーショックを受けたり、少し耳の痛いことを言われるかもしれませんが、全然違う発想を得られるでしょう。

3、あなたのことをよく知ってくれている人

人それぞれ個性や傾向があります。少しお話すれば理解して取り入れられる人もいれば、何度も強く訴えかけなければ気づけない人もいます。同じ悩み事でも、異性に不得手な性格の人と盛んな性格の人へのアドバイスの言い方は異なってきます。婚活の悩みについても状況（独身か、再婚か、シングルマザーか、譲れないことが有るか無いか等）によっても求めるものは異なってきます。対人関係のお悩みでも、言葉で表現することが苦手な人か逆におしゃべり過ぎな人かによっても異なります。相談相手は、できるだけあなたをよく知ってくれている人を選ぶと良いでしょう。あなたに響く言葉はあなたの性格や癖をよく知ってくれている人でなければ言えません。

相手が専門家で初対面の場合は、悩み事だけをぶつけるのではなく自分がどういう性格で考え方をするのか自己開示（自分のことを知ってもらう）の努力をしながら、同時進行でお悩みを相談すると良いでしょう。

悩みはそんなに簡単に解決しないから「悩み」というのであって、ぐるぐると同じ場所でどん詰まりになることもしばしば。でも自分の大切なことを誰かに相談するのなら、良い影響を与えてくれる相手に相談したいものですね。

そして、人に相談し過ぎて”依存”（何でも人に決めてもらいたい）になるのも良くありませんから、相談してヒントを得たら、あとは自分自身で考えて決めましょう。

自分の人生の舵取りはいつも自分でおこなうことが後悔しない秘訣です。

あなたの悩み、問題が解決の光を見出せますように★

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